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40歳の噴火

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クジャクのダンス、誰が見た?

TBSのドラマ「クジャクのダンス、誰が見た?」を観た。

漫画を1巻だけ試し読みして楽しみにしておりました。
ミステリーなんだけど、どこかゆるやかな空気感でキャストの雰囲気も原作に寄せていて違和感がなく、1時間あっという間でした。

以前から松山ケンイチの芝居が好きで、演技がうまいからというよりは(すみません)、彼が演じると原作のキャラクター+松山ケンイチになるところがなんか好きです。

弁護士事務所のインテリアの雰囲気もおしゃれですてきだ~
ごちゃごちゃしてるのにすてきって何でだろう。光の入り方や色合いが計算されている。
原作で続きを読もうか迷ったけれど、ネタバレせずにこのままドラマで楽しもうと思います。

ドラマに出てくるような屋台のラーメン屋さんって今時どこかにあるのかな、とふと気になりました。
一度食べにいってみたい…

40歳になった日のこと

タイトルの「クジャクのダンス、誰が見た?」が印象的でとても耳に残る。
ふと、40歳の誕生日のことを思い出しました。

その頃、わたしはあるひとつの想いをなかったことにしようと必死でした。
自分の理想や利益や見栄やらを気にして、「この方向に進めたらいいな。うん、きっとこっちが正解だ」と思ってむりやり進もうと頑張ったのですが、それがまったく駄目で。

期間にして半年以上、自分の気持ちをなかったことにしようとしていたら、とうとう倒れてしまいました。
誕生日に初めてのコロナ罹患でした。

40歳になった日に、40度近い高熱と強烈な痛みに苦しみ、心と身体が真っ赤に噴火した状態で、わたしの40代はスタートしました。

たぶんどこかで向き合わなければいけない日がくる

それからどうしたのかというと、わたしはおそらく「正解」と思われる道を捨てて、ちょっとイレギュラーなコースに乗っかって、今にいたります。

後悔はしていない。
でもこれから何年後かに後悔するのかなと思ったり、あのまま「正解」と思われる道を選んでいたらどうなっていただろう、そっちの方が幸せだったのかなと、今もよく考えています。
「正解」を選べる自分であってほしかった、ともうひとりの自分がどこかで思っている。

でも40歳になった日のわたしはこれまでになくみっともなく、痛々しく、惨めで、小さくて、自分の本当の気持ちにそっぽを向き続けると、こんなひどい目にあうんだということを知りました。
見て見ぬふりをしても、うまくやり過ごしたつもりでも、たぶんどこかで向き合わなければいけない日がくる。

この道は間違っているかもしれない。だけどこれからも自分の本当の感情を選んであげたい。
なかなか難しいけど、自分に嘘をつかないようにしたい。と思っています。

忘れそうになったら、40歳の誕生日のことを思い出したい。

明日もがんばっていきます。

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